TRPG、それは「テーブルトークRPG」の略です。
「RPG」は、いわゆる「ロールプレイングゲーム」。DSでもwiiでも(ファミコンでも)遊べる、ゲームの一種です。
ポケモン、ドラクエ、ファイナルファンタジーなどは、ご存知でしょうか?。
「テーブルトークRPG」は、それを「トーク」、つまり「会話」で遊びます。
ひとりでは会話できませんから、4〜5人が集まることが必要です。
そのかわり、テレビ画面やゲーム機は必要ありません。
4〜5人で会話をして遊ぶRPG? どんな風に遊ぶんだろう?
さっそくその様子を見てみましょう。
司会者 :
今、3人で森を歩いている。「参加者1君の友達がさらわれたから、助けに行く」ところだ。
参加者1:
大変だ! 急がなきゃ!
司会者 :
その友達は森の中の小屋にいるらしい。みんなはその小屋の前まで来た。小屋のまわりはこんな感じ。(と言いながら、マップを書く)
参加者2:
この丸いのはなに?
司会者 :
これはゴブリン。こんな生物です。
参加者3:
モンスターだ!
司会者 :
友達はモンスターにつかまっているのです。
参加者1:
よし、ゴブリンを倒す!
司会者 :
わかった。それが参加者1君のアイディアね。参加者2君は?
参加者2:
ゴブリンって何をしてるの?
司会者 :
見張りのようだけど、まじめにやってる感じじゃない。まだみんなには気づいていないみたいだよ。
参加者3:
小屋はどんな大きさかしら?
司会者 :
学校の理科室ぐらいかな。
参加者2:
……そうだ! 小屋に窓はある?
司会者 :
小屋の横側に窓がありそうだ。
参加者2:
窓に近づけないかな?
参加者1:
なんで?
参加者2:
部屋の中を見たい。本当にここに、友達がいるかな?
参加者1:
なるほど! でも、ゴブリンがいるよ?
参加者2:
そっか。危なくて近づけないな。
参加者1:
やっぱり先にゴブリンを倒そうよ!
参加者2:
うーん、ゴブリンがどこかに行ってくれれば……。
参加者3:
そうだ! 私が遠くに石を投げて音を立てるよ。ゴブリンがそっちに行くかも!
参加者2:
なるほど!
司会者 :
さあ3人の行動が決まったね。じゃあどうなるかというと……
「どこにいるか」も「なにをするか」も、すべて会話することで伝え、遊んでいます。 これが「トーク」であそぶゲーム、TRPGです。
クリックすると、このTRPGの特徴に対応した「良いところ」を紹介します。
さきほど紹介したのは、ゲームが始まるころの様子。
これから彼らは、ダンジョンをクリアし、モンスターを倒し、困りごとを解決し……そんな風に1つの物語を作ります。
さあ、3人は無事に友達を助けることができるでしょうか?